弱酸性美容理論(ベル・ジュバンスの理論) 基礎編1

化学から生理学へ

パーマ液が化学の知識の基に作られた薬液に対して、ベル・ジュバンスは更に生理学の
知識を加え、毛髪・皮膚の生理機能を活性化する事の出来る薬液なのです。

 pH(ペーハー)の理論

酸性・アルカリ性を表す数値の単位がpH(ペーハー)です
pHの範囲は0、0〜14、0まであります

皮膚・毛髪はタンパク質で出来ていて、酸性には強く、アルカリ性には弱い性質があります
従来のパーマ・毛染めはこのアルカリ性に弱い性質を利用して作られているのです。

皮膚・毛髪のタンパク質に対しての影響の違い
 酸  性         アルカリ性
    収斂作用(引き締める作用)
    殺菌作用
    膨潤作用(たるませる作用)
    腐敗作用(傷む・かぶれる)
 ベル.ジュバンスでウェーブをかけて
 いれば皮膚・毛髪はしっとりする
 パーマ・毛染めは皮膚・毛髪に負担が
 かかる ダメージを受けてしまう


私達が使っている身近な物が酸性かアルカリ性かを
知る事がヘアケア・スキンケアの第一歩なのです


更に詳しく説明

  毛髪・肌のpH値を知ろう

 等電点とは=皮膚・毛髪の酸性・アルカリ性の中性点
 健康的な皮膚・毛髪にとって生理学的に見た中性点をいいます。
(皮膚・毛髪に対して酸性・アルカリ性の電気的性質が等しい点)

美容の立場からみても、生理学的中性点(等電点)を中心に酸性・アルカリ性を考えなくてはならない

健康な皮膚・毛髪のpHは5.0前後だという事を知っておきましょう

化学的中性と生理学的中性の違い 

生理学的中性を基準とした弱酸性

化学的中性を基準とした弱酸性

皮膚・毛髪を適度の収斂作用で引き締める事が
出来る
殺菌作用があり,皮膚を雑菌から守る働きがある
pH6,0やpH5,5の製品でも弱酸性と謳う事は出来るが
本当の意味で弱酸性の効果は期待出来ない
皮膚・毛髪に対して収斂作用はない

  皮膚・毛髪にとって弱酸性の作用をする範囲 
    適正酸度(好適酸性の範囲)

 

皮膚・毛髪に使用するものは等電点から1,5以内酸側の範囲にあれば、
適度な収斂作用と殺菌作用が働き、健やかな状態を保つことが出来る。

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